2010年12月26日日曜日

インターネットと洋書

インターネットを始めて18年になりますが、当時はこの情報化社会を想像すらしませんでした(想像できるくらいの興味と能力があれば、いまごろ左団扇でしょうが)。FAXは2、3年くらいでなくなるだろうとか思っていましたが、それもハズレました。Googleのストリートビューのように、画像が大量にネットでやり取りできることすら想像できませんでした。当時の汎用機ではEXCELとPhotoshopが同時に立ち上がらない程度でしたからね。ちなみに、先日、講習会の講師が海外の汚染サイトをストリートビューの写真で紹介されていましたが、これはなかなか理解しやすく、面白い発想だと思いました。

さて、時々書いていますように、水質分析、化学反応を考慮したシミュレーションに関するテキストは、日本に満足できるものがないので、ネットで洋書を検索・注文しています。本文、索引などを立ち読み感覚で閲覧できるサービスは良いですね。ハズレを選ぶ確立が小さくなりました。また、洋書の古書を検索できるサービスも良いですね。クレーガーのD20と透水係数の関係が書かれた原著を購入できたのはこのサービスのおかげでしょう。また、複数の古書店を同時に比較できますし、その書店の評価も購入時の目安になります。しかも、このようなサービスの利用がiphoneでどこにいてもできるようになりました。こういった情報サービス・ハードが利益を生み出す構造をも想像しませんでしたが、そちらもまた面白くかつ厳しい分野なのでしょう。

最近買ったのは、以下の2冊。クリスマスプレゼントのように、24日に届きました。反応壁に関しては日本では見たことがありませんね。ゼネコンさんが提案されているのを見たことがありますが、非常に高い印象があります。また、その効果・設計手法にも興味があります。
THMC連成の話もまだ半分ほどしか眺めていませんが、現段階では使えるコードは限られているようです。来年こそ、TOUGHREACT購入してもらいたいですね。http://esd.lbl.gov/TOUGHREACT/
インターネットと洋書、年末年始の休み中に楽しもうと思います。
  • Handbook of Groundwater Remediation using Permeable Reactive Barriers: Applications to Radionuclides, Trace Metals, and Nutrients  (2002/9/23) David Naftz、Stan J. Morrison、Christopher C. Fuller、 James A. Davis
  • Coupled Thermo-Hydro-Mechanical-Chemical Processes in Geo-systems, Volume 2 (Geo-Engineering Book Series) Ove Stephansson、John Hudson、 Lanru Jing (2004/12/14)

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