2011年4月8日金曜日

すべり面のサーフェス2

今日は朝から柱状図を作成しつつ、すべり面サーフェスの続きをしてました。

柱状図を作ってXMLに変換し、GEORAMAで読み込む。位置を微調整して境界深度を与え、面の推定を行う。いくつか断面を切って修正作業と推定の繰り返し。
河川に削剥された、すべり末端部の細かい形状で手こずっています。無理な形状を押し付けるととんでもない推定をします。与条件のどこが間違っているのか理解するだけでも一苦労。

例えば断面と平面のブロック範囲が近接している場合、両方の境界指定が整合していないと、滑らかな結果となりません。断面同士が近接していても、整合性が取れていなければ波打った推定結果とないります。推定時のm2パラメーターを大きくすれば滑らかにはなりますが、まず与条件として与えた不整合個所を理解することが、自然なモデリングへの第1歩です。

GEORAMAでは2次元断面を作成していく中で、3次元サーフェスが自動で形成されるイメージですね。通常の断面作成を、アプリ側で3次元モデルを作りながらアシストしてくれる感覚です。逆に、地質断面(地層分布や構成順序)が頭の中にないとモデルが作成できません。地質屋さんにしか使えないツールだと思います。
AVS、MVSやSurferは離散データを取り込んで3次元サーフェス、ソリッドを作成し、そこから2次元を切り出すイメージでしょうか?GEORAMAとはモデル作成順序(頭の中での作り方)が異なります。

しかし、64bitのおかげか、今日は1度も落ちませんでした。安定しています。

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