2011年4月16日土曜日

GEORAMA2011での走向傾斜

GEORAMA2011では、露頭やBTVで観察した地層などの走行傾斜を、平面・断面上で位置指定できる機能があります。モデリングすると、指定した地層や断層が、地表でどのように現れるかも描いてくれます。図学で入れていかなくても、計算し3次元で落としてくれるのです。当然、ボーリングなどで確認したした境界や、他地点との走行傾斜ともつないでくれます。

ただ今回、非常に苦労しました。
境界ポイントを指定して、境界面、地表の標高+0.00を選択し、走行傾斜を入力しても逆傾斜のサーフェスができてしまいます。水平ボーリングでの走向傾斜を断面で位置指定すると、走向も逆になります。かなり試行しましたがうまくいきません。あきらめて、サポートに問い合わせました。(他にも基本的なことをいろいろ問い合わせました。マニュアルに書いてないことが多いんですよね。)

結果、GEORAMA3.2(カーネル)のバグでした。
作業していた図面では東が道路の起点のため、北が下、南が上となるように平面図ビューを設定しています。世界測地系で図面を設定しているためオブジェクトの座標自体は反転していないのですが、ビューが逆になります。GEORAMAは座標を反転表示したまま拾うようで、その間違った座標を使って計算すると逆傾斜の結果が得られるというわけです。

今日、修正されたプログラムがCTCより送付されていました。対応、早いですね。

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