2011年8月21日日曜日

Civil3D 2011 で 3Dメッシュ → 2D断面

Autodesk Photo Scene Editor で作成した FBX ファイルから Civil3D 2011 で2次元断面を作成してみました。
http://phreeqc.blogspot.com/2011/08/autodesk-photo-scene-editor.html

FBX ファイルから、どうやっても「カメラ」を取り込むことができません。とりあえず2D断面を作るには必要ないので、置いておくことに。

作業の流れは以下の通り。

①FBX ファイルの取り込み

  • ワークスペースを「3Dモデリング」に設定
  • dwgファイルを新規作成
  • 挿入タブ-読み込みで、FBXファイルを読み込む
先日のデータを取り込み、斜め上から見た状況です↓


②断面オブジェクトの作成

  • ホームタブ-断面-断面オブジェクト
  • 作成したい断面位置の始点、終点を順にクリック

*ビューを上にしておくと設定しやすい。

③2D断面の作成

  • 作成した断面オブジェクトを選択し、右クリック-ライブ断面設定
  • 2D断面図/立面図のブロック作成に関する設定をオン
  • 背景の線-表示-いいえ
  • 切断されたジオメトリ-表示-いいえ
  • 曲線の接線-表示-いいえ
  • OK
  • 再度、断面オブジェクトを選択し、右クリック-2D/3D断面図を作成
  • 表示設定を聞かれるので各種設定を行う。
*最後の設定をすべてリターンでデフォルト設定にすると、↓のように2D断面が表示されます。




断面設定をしなければ、奥や手前側も表示されます。


3Dレーザースキャナー、写真測量に共通しますが、データの少ないところの再現性はよくないですね。通常の岩盤や法面、崩壊などを3次元化する場合には、へこんだ個所、ブロックや小段の上側からの写真も密にとる必要があるようです。

問題点としては、これも共通ですが、PCのスペックを要求されること。WinXP 32bit の Core2Duo E8500 + メモリ3.2GBでは時々落ちてしまいました。Win7 64bit の Core i7-980X では問題なく動きますが、断面の切り出し時に数分かかります。3次元を扱うには64bit必須でしょうか?
ちなみにメッシュは standard レベル、節点数約3.5万点です。Photo Scene Editor でのメッシュ作成時、さらに細かくすることができますので、へこみなどの精度の甘い部分はより改善されます。それとともに、2D断面切り出し時はより重くなるということです。

もうひとつ。サーバーにデータが残ることですね。4か月前のデータがまだ残っていましたので。情報漏洩の可能性は少ないと思いますが、自分のサーバーではないので、何ともできません。

いずれにしても、写真だけで簡単にこのような3Dメッシュや2D断面ができるとは、驚きの技術ですね。

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2011/8/22追記
CGのプロに相談したところ、3ds Max だとカメラ、画像もPSEと同じように取り込めることがわかりました。写真だけからモデルができる時代とは・・・すごい。



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