2012年3月25日日曜日

Dtransu での Benchmark

ひと段落したので、気になっていた PC のbenchmarkをとってみました。

当然、数値計算をする上での bench です。 使用したコードは Dtransu で、7万節点での密度流の計算です。使用したPC は以下の通り。 http://phreeqc.blogspot.jp/2010/09/core-i7-980x.html


最初はデータ保存媒体の影響を見たいので、HD, SSD, RAM Disk の3種で比べてみました。結果、時間はほとんど変わらず、HDで十分といった結果になりました。計算時間はどれも9時間50分程度です。もう少し影響が出るかと思っていましたが、意外でしたね。

次は並列化の影響です。これは以前 bench をとっていましたが、再度整理してみました。
物理コア数は6、倫理は12です。従って、OpenMP で 6threds までは時間短縮の効果が顕著に出ています。6コアで3時間5分、約31%の計算時間となりました。

次はクロックアップ。まずはメモリーから。1.3GHz から 1.6GHz に上げてみましたが、これもあまり効果がありません。2時間52分です。
そこからCPUを4GHzにクロックアップすると、2時間32分となりました。20分の短縮です。整理すると以下のようになります。


やはりメモリーや SSD などにお金をかけるよりは、CPU にお金をかけるのが良いようですね。現状では、できるだけ物理コアの多いものを選択するのが良いようです。

まあ、GPGPU や MPI が標準となってくると、一気に話が変わってくるでしょうけど。



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