2012年6月2日土曜日

限界揚水量 その2

整理すると、以下の3点ですね。
計算上は①透水係数が小さくなる、実際は②層流から乱流になる、③目詰まりが生じ始めている。

①については先日の通りです。
②は、ある範囲の粒径で構成される多孔質媒体で、レイノルズ数がいくつ以上で乱流になるかという問題です。私は水理学を知りませんので、そちらの方は難しいですね。限界流速を動水勾配にすれば、基準が出てきそうですけど。いずれにしても、これは③とも関連しますが、多様な粒径で構成される地盤について代表値を選定するなど、何か小難しい簡略化を挟まないといけないのでしょうね。
③は昔の基準では数字が示されたものがありましたね。通水井戸などでも基準がありそうです。

②③については、地盤工学会のテキストに詳しい解説があります。レイノルズ数4の根拠については文献を確認しましょう。

ただ、東北農政局さんでは、限界揚水量は日本独自の評価法で、実際は折れ線でなく曲線で表されると発表されています。図4が理解できませんが。どういう意味でしょう?
http://www.maff.go.jp/j/nousin/noukan/tyotei/t_seika/pdf/h20seika_10.pdf

0 件のコメント:

コメントを投稿