2012年8月13日月曜日

線膨張係数

伝熱計算のため Femap を触っていると、「線膨張係数」が出てきました。

温度上昇に対応する1次元長さの変化割合です。昔、習ったはずですが、完全に忘れていました。

熱拡散に手を付けないといけないと思ったのは2年前。熱水循環による温度解析業務に参加できなかったことが発端です。それ以降、やろうと思いつつ手を出さなかったのですが、今年、地下水熱利用に触れることになり腰を上げる事にしました(地下水中の鉄分による目詰まりや、有機物による吸着除去といったことに興味の沸いたのが先でしたが)。

温度応力解析はプラグ施工時に設計者が実施しているのを見ましたが、これはもう地質とは無関係のため、興味はありませんでした。比較的綺麗な材料値を使って計算をしているんだろう、地質では必要ないだろうと、勉強もしませんでした。
しかし、今回触っている中で出てきました。

参考書を見ると、温度-応力の連携は非常にシンプルです。
 σ=E(α(T2-T1))
温度と線膨張係数からひずみを算出し、変形係数を介して応力にしているだけでした。基本はこれだけなんでしょうか。
ま、こちらは急ぐ必要がないので、時間のあるときにコツコツ見ていきましょう。




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