2012年8月5日日曜日

調査方法を知らない調査会社

地すべりを全く知らない会社が、地すべり業務を請け負うとどうなるか?

考えられない事ですが、昨今、どこの会社も仕事を得るのに必死なようです。仕事を選ばず、奪って行く会社も現れています。そうならないような仕組みを通過されて仕事を得られているのですから、仕方ありません。

先日、地すべり調査を進めていたある会社の話を後輩から聞いたのですが、地すべり調査を全く知らないようでした。踏査でブロックを決めず、ボーリング位置は発注箇所そのまま。お客様を含めた現地打ち合わせにも、来られたのは地すべりをよく知っている外注さんで、その会社の社員の方は来られなかったそうです。技術論を持ちかけられても困るので、急に雇われたのでしょう。
まあ、扱う内容をよく知った外注さんが安く仕事をされて、それをそのままお客様に納品されるなら多少でも儲けはあるのでしょう。「丸投げ」というやつですが。

調査方法を知らない調査会社が仕事を請けても、形にはなるようです。良し悪しは別として。
「人の世」ですね。

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