2012年8月9日木曜日

SoilPlusからDtransu!

後輩がSoilPlus 2012 に挑戦しています。

計算速度を高めたい、時間当たりの計算ケース数を増やしたいという理由により、浸透流問題を並列化済みの Dtransu を使って解く方針です。
通常は Dtransu の pre として G-TRAN を使用しているわけですが、これ、クセの強いソフトです。モデリングに非常に時間がかかります。
http://phreeqc.blogspot.jp/2010/08/gtran-for-dtransu.html

そこで、ある段階までは他のソフトを使用し、短時間で綺麗なメッシュを作成したいという意図でした。具体的には、SoilPlus で平面メッシュを作成し、それを G-TRAN で押し出し3次元にするという流れです。ま、楽に出来るといてもG-TRANに対応させるため苦労しているようですが。

理想は、最初から SoilPlus で地層のソリッド読み込み、それらを自動でテトラ要素に分割したいのですが、それを Dtransu の input ファイルに変換する方法がありませんでした。で、仕方なく選択していたこの方法。以前にも記載したようにボクセルメッシュになります。


後輩も使い出したので、そろそろ変換ソフトを作らないといけないかな?と思いつつ SoilPlus 2012 を触っていると、なんと Dtransu へのデータ変換機能が追加されていました。数年前に問い合わせたときには開発予定はないと聞いていましたので、驚きです。オンラインヘルプでも触れられていませんのでマイナーな機能なのでしょうね。

早速、試してみましたが、案の定、変換できません。はい、まずは想定内です。さて、何処がいけないのか?これも見た目だけで実装予定の機能かな?と思いつつ、 サポートに問い合わせました。すると、ちゃんと実装しているとのお返事が。色々試しましたが、結局、未解決。その代わり、他の裏技的な変換方法を教えていただきました。感謝。

で、試すと、主要な部分はinputファイルに変換できます。五面体要素もちゃんと変換できていますね。テトラも可能でしょう。すばらしい!
変換後、editor で解析条件等を複数修正する作業は必要ですが、これは私にとって、いつもの作業。問題ありません。修正したファイル、Dtransu で回りました。嬉しいですね。

結果の変換もできるようですが、これも今だ動かず。エラー内容からして、Dimension あたりが原因かと思いますが、もう少し回答を待ちましょう。

これで G-TRAN を手放せます。SoilPlus + editor のみで、浸透流も移流分散もモデリングできるようになりました。今度モデルを組むときは、GEORAMA+Civil3D > SoilPlus > Editor の流れで試してみましょう。

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2012/8/11追記
現段階でテトラ要素はダメ。構成節点が全て0になります。ペンタまでですね。
まあ、開発中ということで。

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