2013年5月7日火曜日

割れ目の形成

連休最終日、以下の図書を読みました。
吉田英一著「地層処分」近未来社
よく見聞きしていた内容でしたので、知らない箇所を飛ばし読みです。
引っかかったのは、日本の花崗岩体の割れ目形成モデル。99ページあたりです。
「冷却の初期段階で形成された脆性破壊割れ目頻度が基本となり、隆起運動や年数が経ってもあまり変化がないことを示すものである」
そういえば、2年前も同じ所で引っかかっていました。成長していません。
http://phreeqc.blogspot.jp/2011/06/shear-1ma-background-cafek.html

推定される亀裂の形成過程によって、作成される水理地質図は大きく異なります。その推定が正解に近ければ、例えば掘削に伴う水圧の反応エリア等も説明できますし、予測もできます。この一文は、そういった推定作業の一つの背景となり得ます。経験上、ある程度は賛成ですが、ここまで言い切られるには本書に記載されていない理由があるのでしょうね。2012年に論文になっているようですので取り寄せて読んでみましょう。

さあ、遊びはここまで。明日からまた気合い入れ直しましょう。

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