2013年9月8日日曜日

Dtransu の流速

Dtransu の計算結果を Tecplot で可視化しています。

といっても、移流分散ではなく、浸透流。
流速3成分から streamline を描こうとしていたのですが、なかなかできません。

Tecplot の設定は問題なさそうでしたので、変換結果を見ました。すると、節点流速が出ていません。そりゃ、描けないはずです。

Dtransu に付属の変換ツールの詳細を見てみますと、流速を読み飛ばす仕様になっていました。それなら、「読んだ後に節点情報とまとめて書き出せばよい」と考え、ソースを修正。
修正したソースをコンパイルし、実行すると、ちゃんと書き出せました。で、それを Tecplot で読み込み。

が、エラー。
なぜ?と思いながら調べてみますと、原因は私のミスでした。
変換ツールが読み飛ばしていた流速は、要素流速。これを節点流速だと思い込んで、節点情報に付加して書き出していました。Dtransu の浸透流では、要素流速しか書き出さない仕様で、節点流速に直してくれないんですね。移流分散は実流速を節点流速として書き出してくれるのですが。

Tecplot では要素流速の取り込み方がわからなかったのと、それを別途書き出して読み込ませるのも手間なので、結局、ダミーの移流分散として回すことにしました。


計算時間は掛かりましたが、節点流速は書き出されました。
濃度を設定していないため、非数 NaN を 0 に変換し読み込むと、ようやく streamline を描くことができました。長かった。


しかし、これで終わりではありませんでした。
なぜか不飽和の部分で上昇流が発生。今回は飽和の計算しかしていないので、不飽和部分が圧力水頭を持っているとは考えていませんでした。

この続きは、また後日。

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