2013年12月22日日曜日

地質の可視化

先週より、シミュレーションコードの改良と、3次元可視化の作業を行っています。

コードは簡潔で分かりやすい。計算が軽いのも手伝い、私のような素人でも非常に読みやすく、簡単に改良できました。こういったコードをかけるようになりたいですね。

可視化のほうはイマイチ。先のシミュレーションで使用した3次元地質モデルを甘めに、さらに広域で作成しています。が、面倒。しかも one off (これが気に入らない)。
2次利用とはいえ、可視化だけのためにモデルを作成するのは初めてです。今までは、計算という目的や、正しい2次元モデルを、3次元を利用して作るといった目的がありました。今回は見せるためとはいえ、ただ作るためだけに作るといった感があります。興味はそれほどありません。
CG専門の方が作成されたら良いと思うのですが、調査結果のない箇所も含めた地下のモデル化というのは、やはり地質屋でないと難しいようです。逆に言えば、地質屋がこういった見せる努力を行ってこなかったので、一般の方も見える部分だけに意識が向き、見えない地下に意識が向かなかないのかもしれません。

広域のモデル化は重たいですね。空中写真を読み込むだけでも時間がかかります。
本来、こういった作業はCADではなく、可視化に特化したツールを使わないといけないのでしょう。地形の可視化+地質表示だけなら、ツールは多くあります(私が使えるのは限られていますが)。
エンドユーザーレベルでもいくつかありますよね。例えば、Google Earth。精度は粗いのですが、携帯端末でも高速で動きます。ただ、写真は被災後、DEMは被災前なんてことがほとんどですので、被災地などの可視化といった目的には不向きです。ま、それが目的で作られているわけではないので贅沢は言えません。

ArcGIS で可視化が可能だろうと思い、モデル(dwg)を読んでみましたが、ソリッドは表示できませんでした。shp か何か、読める形にする必要があるのでしょう。
ん?取り込んでしまえば、 MODFLOW に持って行って、結果を MVS で可視化するなんてことも可能では?試してみる価値はありそうですね。


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