2014年3月8日土曜日

動的解析の基礎理論

最後は、地盤工学会「地盤の動的解析-基礎理論から応用まで-」です。

やはりこの手の本は手を動かしながらでないと頭に入らないことが多いようです。2年前から全く成長していません。
http://phreeqc.blogspot.jp/2012/03/2.html

応用よりも基礎理論が多く、網羅されているといった印象でした。以下、備忘録です。


・サンプリングの違いによるせん断剛性の変化(p9)
この図は、吉田望「地盤の地震応答解析」に出ていましたね。実務上の取り扱いも書かれていたと思います。
http://phreeqc.blogspot.jp/2012/05/g0.html

・ベンダーエレメントと拘束圧(p9)
あたりまえですが、案外忘れがち。

・液状化強度と安定問題、変形問題(p13)

・液状化時の透水係数(p15)
6~7倍

3章の入力地震動についてはついていけません。そんなものかなあ、という程度。難しいんでしょうね。実務でも、地震波を作成するだけで1業務、というのもありますからね。私はまだまだです。
ま、その中でも興味が惹かれたのは以下の箇所。

・P波、S波の放射特性(p42)

・表面波の生成(p44)


4章の解析法では、細かく書かれている印象。数値解析の注意点(三角形要素、ロッキング、アワーグラスなど)も触れられていました。気になったのは以下の箇所。

・メッシュサイズ(p84)
これも以前、読みましたね。動的解析特有です。
http://phreeqc.blogspot.jp/2011/12/blog-post_31.html

・自重解析(p86)
図4.42です。前に説明していただいたのですが、なぜこうなるのか分かりません。まだまだ。
初期応力状態の求め方が難しいのが、液状化による変形の難点の一つなのでしょうか?

・境界条件(p86)
ふーん、といった程度の理解です。面白いと思うのですが、イマイチ、分かりません。

・水・土の形状関数の次数
FVMで説明されています。
次数の違いについては以前、講習会で説明されていました。講師の方は「個人的には、合えばOK」などと言われていました。


5章は後日。

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