2015年3月14日土曜日

構造物の3次元可視化

設計者でも、CG屋でもないのですが、構造物や道路計画の3次元可視化を行ってます。

最初は地質分布の妥当性・整合性確認や計算用モデル作成、計算結果のチェックなど、主に地下の可視化を行っていました。それを見ていた設計者が、徐々に地表構造物を(うまーく)入れ込んできました。

3月に入ってからは、他の技術者の設計結果、他社の調査結果を可視化しています。当初、このような可視化のみという作業に興味はありませんでした(というか、否定的でした)。が、作業を進めて行く内に、他の技術者の設計結果を後追いするのも、たまには良いかもしれないと思うようになりました。例えば、工種間の調整が取れていない部分の洗い出しや、構造物同士の干渉チェックができましたので。

今回は数km程度の広域の可視化だったのですが、いくつか問題がありました。
地質なら地形5mメッシュ、地下10mメッシュで十分な見栄えになります。が、そこに構造物が載ると全くダメ。構造物のスケールと、全体のスケール(作り込み)が違いすぎます。構造物にクローズアップすると、地表の粗さが目立ちすぎるのです。やはり可視化対象のスケールに合わせ、個別に作成するべきでしょうね。そのあたりは、見せ方やソフトの選定まで、CGのプロに頼るべき所でしょう。

以前、NHK で深層崩壊のCGを放送されていました。木を動かしたり、粉じんや土砂の飛散を表現したり。CG屋さんはすごいですね。とても印象に残っています。
LSFLOW など同じ斜面崩壊の計算結果において、あのような木が揺れ動く、土砂が押し寄せるといったポスト処理を簡単に実現してくれないものでしょうか?(粒子法だと土砂の飛散は既に実現されていますけど)
誰か作ってくれませんかね。


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