2015年8月23日日曜日

ArcGIS でコンター図

地下水コンターを描く際に、観測井のデータ以外に水系の標高を利用したい場合があります。

その場合、水系の座標(XYZ)が必要になるのですが、その取得方法はソフトによって手数がかなり変わってきます。
基本は、水系のSHPファイルを読み込んで高さを与えたり、3Dポリラインやポイントを作成して座標を抽出したりするのですが、力技になる場合が多いと思います。

最近、 ArcGISでコンター図を作成したのですが、これ、一番楽でした。大まかには、以下の流れです。
1.水系のSHPを読み込む。
2.そこからポイントを作成。
3.ポイントに地形ラスターから標高を与える。
4.観測井のポイントとマージ
5.マージしたポイントから水面のラスター作成。
6.水面ラスターからコンター作成。

4で作成した座標を書き出せば、他のソフトでも利用できます。観測データの追加や変更がなければ、5のデータを GeoTiff にしたり、6のコンターを CAD データとして書き出しても良いでしょう。

地形に関しても、GeoTiff と、その範囲の CAD データの2種を書き出しておけば、Civil3D 側の作業が楽になります。TIN サーフェスで地形を作成したい場合、その2種を読み込んで切り抜きサーフェスを作成するだけでOKです(グリッドサーフェスだと、GeoTiffだけでOK)。MVS もGeoTiffだけでOKです。便利ですね。

1つのソフトで作業を完了することにこだわらず、複数ソフトの長所を拾って組合わせると、作業は楽になりますし、ゴールにもたどり着きやすいと思います。


3 件のコメント:

  1. 3.ポイントに地形ラスターから標高を与える。とは、具体的にはどのように処理されたのですか?

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    1. 当時、以下で処理したと思います。Spatial Analystが必要です。

      [Spatial Analyst ツール] → [抽出] → [抽出値 → ポイント (Extract Values to Points)] ツール

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  2. 返信ありがとうございます。早速試してみます。

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